職人マツナガ通信

8月3日

32Tだぜぇ??  ワイドだろ??。
少し前に書いたのですが、
この夏、シルクロードにあたる天山山脈の3500mを越える峠を走るために、
パワーアップを依頼されたバイクのお渡しです。
一番心配されていたギャ比ですが、
シマノソラ新型の32T対応リアディレラーを使うことで、
フロント30T×リア32Tというギャ比ゼロ以下を実現。
ホィールですが、体重65kg位のTさんを考慮して、
メチャクチャ頑健ではなくていいと判断して、マヴィックのオープンスポーツ(490g)を選びました。
ただし、ノントラブルを目指したいので、
ホール数は36本で、組み方も剛性があがる8本取り組で組み立てました。
36本あると、もし何かでスポークが1本折れても、
1本くらいなら、なんとか走れる可能性が大きいです。
これに、700×35のパナレーサーリブモの耐パンク性の高いタイヤを履かせました。

ホィールの強さを考えるとき、リムの重量というのが大きなファクターとなります。
もう何十年も主流のアルミリム、素材の強さはかわらないので、
自分が使って経験したもの、選手につくってきたホィールの経験値と、
いずれも、まずは重さを基準に考えます。
それから、ホール数、組み方ときめていきます。
Tさん、これで安全に楽しくシルクロードを走ってきてください。
感想がたのしみです。