職人マツナガ通信

4月11日

ラグパート作り。
MさんのプロジェクトM、ラグパートの製作です。
まずは元管をだしてきて、肉厚をMさんにあわせて、
旋盤で削り落とします。
ラグ用チューブも、ニッケルクロームモリブデン鋼を使用します。
Mさんの体型、用途からラグ肉厚は、0.8mmに決めました。
また、ヘッドチューブは1.0mmに。
旋盤にくわえて、肉厚をおとあし、
接着に必要十分な長さにカットをします。

フレーム製作作業に取りかかるときは、
それまでやっていた仕事からの、、
かなりのアタマの切り替えが必要になります。
スポーツ競技でのスタートラインにつくような気持ちといいましょうか。
作業をはじめると、だんだん興に乗ってくる自分がわかります。
こうなってくると、時間も寝食も忘れるような集中ができてきます。
ダイエーの創業者中内功氏の言葉で、”売上がすべてを癒してくれる”というのを聞いたことがありますが、
ボクの場合は、フレーム作りがすべてを癒してくれる、という感じですね。