職人マツナガ通信

2002年 2月11日

ソルトレーク冬季オリンピックはじまりましたね。
 
オリンピックも気になりますが、ソルトレークシティという街も、ボクにとってちょっと気になる街なのです。
20代の前半、アメリカでフレーム作りの仕事がしたくて、求職旅行に行ったとき、バスで大陸を横断中に立ち寄った街です。
ソルトレークシティには、自転車に関する事はなかったのですが、街の名になるくらいの、大きな塩田湖がみたくて途中下車した記憶があります。
バス停でおりて、ガイドブック頼りに、なれない電話で安い宿を探した思い出があります。
 
自転車で見に行った塩田湖の風景、街の高台に登って、見下ろした街並み、なぜかよく記憶にのこっています。
おそらく、フィラデルフィアの当てにしていたフレームビルダーに、仕事を断られて、この先どうしようかな、と考えながら旅行していた時に、たまたま立ち寄ったソルトレークの街並みが気に入って、もしここで生活できたら、どんななのかななどど考えながら、街を眺めていたせいかなとも思います。
また、モルモン教発祥の地で、たしかヤングというヒトが、新天地をもとめてこの土地にたどり着き、何もなかったところを苦労の末に街をおこしたとガイドブックにあったと思うのですが。
ホテルの窓から街並みをながめて、ものすごい苦労をして開墾して、つくられた街に、東洋の縁もゆかりもない自分がこうして、今ここに居ることがとても不思議に感じたことを今でも鮮明に思いだします。
そんなことが今でも街並みが脳裏に焼き付いる理由なのかも知れません。
 
あのまま、あそこにすんでいたら、今頃は何をしていたのかな~。