職人マツナガ通信

2002年 4月2日

昨日も、閉店後フレームつくりしてました。
カラダ的には、ちょっときいついけれど、思いっきり集中してものつくりできるので、キモチ的には、ストレス発散になってよいみたい。
 
フレームつくりしていて、伝えたいと思ったこと。
ボクのフレームは、カーボンチューブを繋ぐのに、クロモリ(合金鋼)を使います。
そのチューブも、オーナーにあわせて肉厚を調整します。
昨日は、体重80kgのライダー。
使い方とあわせて、基本肉厚より0.5mm肉厚に切削。
もう一方のほうは、体重70kgのライダー。
やはりこちらも使用目的を加味して、基本肉厚より0.5mm肉薄に切削。
そして、これらを、ヘッド、BB、シート、と各パートにかかる応力をあわてさらにプラス、マイナス、加味しながら最終切削肉厚をきめていきます。
 
自分でつくっていて言うのも変なんですが、自転車をここまで、こだわってつくる必要あるんだろうかと、思うときがあります。
世の中に、いろいろ、たくさんの自転車が溢れていますしね。
こんなシゴトを生業に出来ている自分って、シアワセなんだな、と思うと同時に、オーダーをしてくれる皆様にカンシャ・カンシャ。
必要か否かは自分で決める事じゃないんですね。