職人マツナガ通信

2003年 12月4日

ボクのつくるオーダーフレームは、完全な手作り品なので、寸法は自由自在で、ミリ刻みで指定でき、
強さは何種類もあるカーボンチューブから選べます。
ただ、オーナーにとって、注文時の寸法指定やチューブ指定は、あまり、うまみはない、というか、うまみが実感できないとおもいます。
 
結局、いい寸法を測り取るのはボクで、オーナーは、腕が張らないようにとか、首が疲れないようにとか、抽象的なリクエストしか出来ませんものね。
できあがってからは、リクエストどおりになっているか、否かを体感してもらえるので、選べる、ということの意味えお実感してもらえると思うのですが。
 
注文時のお楽しみは、なんといってもカラーリングではないでしょうか。
塗装については、なんどか自分でやれるようにチャレンジしてみましたが、設備の問題、また、技術を習得するまでの時間、等を考えて、今のところ、塗装職人さんへ任せています。
現在お願いしている塗装やさんは、さすが職人、こちらの指定した色をキッチリとだしてきてくれます。
 
そこで重要なのが色見本。
 
通常はDICのカラー見本などを用意していますが、こだわりのヒトは、自らいろいろなものを持ってきます。
 
イマワノさんの時は、お気に入りのアンプのカラーが指定で、見本として、アンプの一部分を送ってきました。
また、ある方は、メタリックグリーンということで、あるメーカーの粉チーズのパッケージをもちこまれたり。
 
今回も、女性ライダーがこだわりにこだわってできたフレームです。
ピンクのトーンをかえたツートンに、さらにピンクのロゴ!
たしかに、市販車でこのカラーリングはみたことないですね。
オーダーならではの、世界で一台ですか。
 
20031204.jpg