職人マツナガ通信

2月14日

ピラー修理。
二十年前くらいに作ったピラーの修理が持ち込まれました。
フレームと対でつくっていたピラーです。
このピラーのアタマは、当時サンツアーシュパーブのものですね。
二本ネジで調整が楽な構造でいいピラーでした。
このアタマを利用して、カーボンチューブにネジ止め併用の接着構造でつくっていまいた。
ここで、この接着がはがれてアタマぐらぐら動くようになってしまったのです。
オーナーのMさんは、昨年2台目のプロジェクトMを納車したトライアスリートです。

1台目の26インチバイクも大事に乗られているようで大変うれしいです。
さて、どうやって修理をするか。
ネジ止めがなければ、単純に抜いて、再接着できるのですが。
ダメ元でネジを回してみたところ、若干動きました。
そこで、丁寧にネジを回していったところ、無事にネジがとれました。
後は内側からたたいてアタマを、カーボンチューブから取り出します。
カーボンチューブの内面とアタマの差し込み部分をきれいに処理して、
再接着です。
これでまた、二十年は乗れるかな。