職人マツナガ通信

6月5日

バラバラに。
ダミーチューブをいれて、組み立てたフレームですが、
治具上でのロー付け(溶接)作業が終わると、
ダミーチューブを抜いて一旦バラバラにします。
バラバラにした状態で、
治具上では、まわせなかったローを、ロー付けします。
プロジェクトMの最大の特徴は、
このつなぎ手をクロモリチューブで作るということです。
これにより、どんな寸法も可能とにいうことになります。
手間はかかりますが、
オーダーならではのつくりではないでしょうか。
ラグパートのメイン部分のロー付けが終わったら、
ブレーキケーブルのストッパー、
シフトケーブルのストッパーをロー付けしてラグパートのできあがりとなります。
カーボンバックの場合は、
この状態でも、フレームになるカタチは想像しにくいですね。
只今製作中のオーナーIさんからメールを頂きました。
こういう風に思って頂けるのは、
作り手として最高にうれしい事です。
身が引き締まる思いです、
一作業、一作業、しっかりと気をいれて仕事させて頂きます。

「ブログの方毎日楽しく拝見させていただいてます。
だいぶフレームの方が形になってきたようで、見ていて
とてもワクワクしてきて、ついメールしてしまいました。
ブログに書かれてるように、なんだかよくわからないものが
フレームとして形作られていくのを見ていると、
不思議に思いつつ、純粋にすごいと思います。
私も高校時代に燃費競技用自動車のフレームを設計し、
旋盤やフライス盤を使って部材を加工し、溶接した経験が
ありますので、松永さんの綿密なデータ取りや加工技術等を見て
ただただ感心しています。
素直に「この人に頼んで良かったなぁ」と、ド素人ながら思ってます。
お子さんの運動会にも半日しか行けないほどお忙しいようで、
お仕事をお願いしている身としては申し訳ないです(汗)
私は気長に待っていますので、お体とご家族を大事に
作業なさってください。」