バラバラに。
ダミーチューブをいれて、組み立てたフレームですが、
治具上でのロー付け(溶接)作業が終わると、
ダミーチューブを抜いて一旦バラバラにします。
バラバラにした状態で、
治具上では、まわせなかったローを、ロー付けします。
プロジェクトMの最大の特徴は、
このつなぎ手をクロモリチューブで作るということです。
これにより、どんな寸法も可能とにいうことになります。
手間はかかりますが、
オーダーならではのつくりではないでしょうか。
ラグパートのメイン部分のロー付けが終わったら、
ブレーキケーブルのストッパー、
シフトケーブルのストッパーをロー付けしてラグパートのできあがりとなります。
カーボンバックの場合は、
この状態でも、フレームになるカタチは想像しにくいですね。
只今製作中のオーナーIさんからメールを頂きました。
こういう風に思って頂けるのは、
作り手として最高にうれしい事です。
身が引き締まる思いです、
一作業、一作業、しっかりと気をいれて仕事させて頂きます。
「ブログの方毎日楽しく拝見させていただいてます。
だいぶフレームの方が形になってきたようで、見ていて
とてもワクワクしてきて、ついメールしてしまいました。
ブログに書かれてるように、なんだかよくわからないものが
フレームとして形作られていくのを見ていると、
不思議に思いつつ、純粋にすごいと思います。
私も高校時代に燃費競技用自動車のフレームを設計し、
旋盤やフライス盤を使って部材を加工し、溶接した経験が
ありますので、松永さんの綿密なデータ取りや加工技術等を見て
ただただ感心しています。
素直に「この人に頼んで良かったなぁ」と、ド素人ながら思ってます。
お子さんの運動会にも半日しか行けないほどお忙しいようで、
お仕事をお願いしている身としては申し訳ないです(汗)
私は気長に待っていますので、お体とご家族を大事に
作業なさってください。」