職人マツナガ通信

5月8日

レバーがずり下がる。
LOOK785ヒュエズRSを駆る,
Nさんから、走行に中にレバーずり下がるということでバイクをお持ち込み。
Nさん、以前ここにも書きましたが、超軽量パーツでこのバイクを組みました。
ハンドルも、スペイン、DARIMO社製の超軽量128gのカーボン製を使用。
このハンドル、レバーの取り付けバンドの指定トルクが4Nm。
通常6~10Nmなので、かなり弱いです。
これでとまるのか、ッと思いつつ取り付け作業をしました。
カーボンハンドルのレバーバンドがくる部分は、ペーパーヤスリであらして、
少しでもすべり抵抗をあげるようにします。
組んだ後、レバーを横から押してみましたが、何とか使える位か、というところ。
とりあえず、これでNさんに使ってもらっていました。
が、ここにきて、動いてきてしまいました。
さて、どうするか。
これ以上のトルクで締めるのは、カーボンを壊してしまう可能性があるので、まずできない。
考える、考える。
レバーバンドとカーボンハンドルとの抵抗を増やす。
レバーバンドとカーボンハンドルの間に、何か抵抗になるものをはさむか。
っと、ピカピカ、ピカッとひらめいた。
レバーバンドの内側を、ポンチングして、凹凸をつくる!
早速レバーバンドを外して、ポンチング。
お~、ちゃんとポンチングできるではないか。
かなりの凹凸ができました。
これで、レバーを取り付けて、4Nmで締め付けます。
おっ、さっきより動かない。
Nさんには、これで使っていただく事に。
これでも動いてしまったら、また、考えます。