職人マツナガ通信

5月17日

滋賀県のNさんのプロジェクトM、
カーボンチューブの準備ができたら、治具にのせて差し込んでいきます。
治具にセットしたときに、ちょうどいい長さに、微調整削りこみをやっていきます。
あまりにきっちりはまりすぎていると、
接着剤の加熱硬化時に、熱膨張をして不要な応力をフレームにのこしてしまうので、
ほんの少しガタあるような長さにあわせて削っていきます。
接着剤の加熱では、ほとんど熱ひずみがでないので、
900度くらい加熱する通常のロー付けフレームより、
出来上がったときの寸法精度は、いいはずです。
まずはシートチューブを差し込みます。
しっから奥まで入っているかを確認します。
お次はダウンチューブ。
削っては治具にのせて、のせては外しての繰り返し作業です。
ダウンチューブができたら、トップチューブです。
これでカーボンチューブの寸法だしは終わりです。
いよいよ接着剤をぬっていきます。