職人マツナガ通信

12月2日

レバー修理。
先日お持ち込みされた、プロジェクトMオレンジ号レプリカの、
レバーパーツ交換作業です。
お持ち込みされたバイクのレバーをはずしてみると、
やはり、リターンをさせているバネが折れている。
バーテープを剥がして、シフトワイヤー、ブレーキワイヤーをゆるめて、
レバーをハンドルから外します。
ブレーキレバーそのものは使いまわすので、ブラケットから取り外して、
新しいブラケットユニットに装着をします。
そうして、ラバーをハンドルにつけて、ワイヤーを通して、
バーテープを巻き戻して出来上がり。
壊れたレバーユニットをみていると、
この折れたばねだけ交換すれば使えそうな気がするのですが。
カンパニョーロには、すでにこのレバーユニットの内部の補修パーツの販売はなく、
補修バーツとしては、この組み立て終わったレバーユニットのみからの販売になってしまいました。
以前のカンパですと、もう、レバー完全バラバラになるような補修パーツがでていました。
パーツが出回っているころ、レバーの修理をするためにバラバラにしていましたが。
これが、また、かなり厄介な作業でした。
結局この手間をいやがって、カンパニョーロもユニット販売にしてしまったんでしょうね。
ちょっと、残念な気持ちと、あの作業をしなくていいという安心感と、複雑な思いです。