無事設定がおわったM夫人のプロジェクトM サッポロ黒ラベル号、
お次は実際の調整です。
実際に調整してみると。
フロントディレラーは、今までのものと違い、
すべてレバーで微調整できるようになりました。
今までは、フロントディレラーについている調整ネジで微調整をしていました。
リアは、今までと同じですね、ちゃんとオーバーロードしないように、
トップ、ロー側にリミットネジがついています。
今回のアルテグラDi2で、いままでのDi2と大きく変わったとおもうのは、
フロントインナーでリアがトップにギャが入るようになりました。
今までは、トップ2枚には、フロントイナーポジション時は変速しなかったんですよね。
これは、ギャがよりワイドになり、インナートップの組み合わせ時に、
チェーンがたるんでしまうのを防ぐためにそうなっていたようです。
しかし、今回アルテグラのみ、インナートップで使えるようになったようです。
これ、ボクが確認した中では、マニュアルには一切書いていなかったです。
なので、今回のアルテグラもてっきり、フロントインナー時、
トップに2枚には変速しないと思って調整をしていたのですが、これがいってしまう。
するとどうなるか、とういうと。
リア最大スプロケット34Tでシマノさんの指定のチェーン長さにあわせると、
フロント50X34の組み合わせ時、インナートップにすると、
もうチェーンがたるんたるんになってしまうんです。
じゃ、たるんたるんのチェーンを張るために、
Bテンションボルトをしめていくと、
スプロケットとリアディレラープリー間の距離がひらいてしまい、
シマノさんがリアディレラーに付属させている、距離間チェッカーをあててみると、
もう全然指定の距離には行かなくなってしまいます。
そうして当然変速性能は落ちます。
念のため、シマノさんに、今回の最新のアルテグラは、本当にインナートップにでも使えるようになったのかを確認してみました。
すると、アルテグラは使用可能に、デュラエースは今まで通りフロントインナー時、リアトップ2枚には変速しないとのことでした。
なんで、アルテグラだけ? っとたずねてみたら。
今までのDi2ユーザーから、トップにはいらないのは気持ちが悪いという声が多かったそうです。
じゃ、なぜデュラエースはならいなの?
デュラエースは、ユーザーが上級者が多いのでインナートップを使うことがまずないでしょう、とのこと。
ん~、なんだかわかったような、わからないような返答でした。
しかも、このアルテグラ、設定でトップに行かないようには設定できないとのこと。
まあ、シマノさんとしては、シンクロモードを設定して、インナートップに行こうとしたら、
自動にフロントがアウターになって、リアがロー側にうごくことで問題ないといことなのでしょう。
とりあえず、今回は、きわきわの調整でインナートップからアウターローまでなんとか使えるようにできました。
しかし、シマノさんのマニュアルにある調整法にはおさまらないんですよね。
ん~、何のためのインナートップか・・・・・・・。