職人マツナガ通信

11月1日

今日の帰り道、
街全体がすっぽりと霧に囲まれていました。
なんとも、いい感じでした。
シゴトで少し暮らしたイタリアも、
11月に入ると昼間から、
霧が街をおおってしまうことを思い出しました。
さすがに、朝起きたときから霧の日が、
つづくと気が滅入ってしまうのですが、
夜、霧のでた街を少し寒さを感じながら歩き、
霧に浮かぶクリスマスのイルミネーションをみるのは、
なんともいえない、しっとりした艶っぽい雰囲気でした。
普段見慣れた街も、
霧で隠される部分ができると、
随分と印象が変わるものなのですね。

ここのところ、
偶然にも10歳位年下のヒトの、
話を聞く機会が続けてありました。
そういえば、自分もそのころ同じようなことで、
悩んでいたな、などと思いながら、
話を聞いていました。
今思うと、当時はそれなりに苦しんでいたと思いますが、
そのころの悩みって、
自分のことだけでよかったようで、
これはこれで、シアワセな時代なのだな、
と思います。
僕は、馬鹿な考えでも、
何も考えないで、安易な方法をとるよりは、
ましと思っているので、
とにかく、何事も納得できるまで考えるようにしています。
今日の一番の考え事、
晩ご飯のおかずに、
メンチカツを買うべきか、
イカフライを買うべきか、
あ~、くだらね~。