職人マツナガ通信

3月4日

ボクはお米が大好きで、
ご飯:おかずが、7:3位、てなくらい、
炭水化物至上主義者です。
もちろん地元の茨城米も大好きですが、
数年前から、ひょうんなことで知り合った東北の農家から、
玄米を通販でかっています。
先日、いつものように注文をしたら、
新米の脱穀が間に合わず、
古米(といっても昨年つくったもの)となってしまうので、
今回は無料でよいとのこと。
 
ボクは古米でも全く気にしないし、
ボクもものを作っているシゴトをしているので、
ものができるまで、
どれほどの手間がかかるかはある程度わかるので、
てまひま掛けたものをタダで頂くわけにはいかないといったのですが、
相手の農家の方が、
古米を売ったとなっては、
百姓のこけんにかかわると、
お金をうけとってくれなかった。
 
この農家の方は、
もともと大きい会社の研究者だったのですが、
安心して食べれるものをつくりたいと、
専業農家をめざして脱サラされました。
もう10年くらいになるので、
立派なお百姓さんだと思うのですが、
ご本人はまだまだとおっしゃってます。
 
値段だけが、
商売の売りとなりがちな昨今、
こんなお付き合いが出来る相手がいるのは、
大変ウレシイことです。
こんないい関係を続けて行くには、
もちろん消費者である自分も、
きちっと義理をはたすことを忘れてはいけませんね。
ともてキモチのいい出来事でした。