職人マツナガ通信

3月5日

定休日の今日もおシゴト。
でも、自分のペースでこなせるのでウレシイ。
雑務をこなして、シゴト場へ。
いつものように、
大変お待たせしているフレーム製作、
と今日は、これまた大変お待たせしている、
ペダルシャフトの加工。
こういうお客様の預かりものは大変緊張する。
なんせ、一歩間違えばおしゃかになってしまうのだから。
それも、代替えがきけばまだしも、
なかなか手に入らないものだと、
取り返しがつかなくなる。

ペダルの加工にしても、
シマノだったり、タイムだったり、カンパだったり、
といろいろなメーカーのものがあるわけで、
作業そのもの手順は一緒だけれど、
それぞれの構造は違うので、
大概の加工はどれも、初めての、一発勝負となる。
まあ、どんなものがこうようとも、
なんとかしてしまうのがプロで、
また、その工程を楽しいとおもえるから、
やれると思うのですが。

こういう加工ものは、
どうやって加工するかという方法から考えるで、
トータルの作業時間は結構な時間になったりします。
場合によっては、思案数時間、実作業数十分なんてこともありま
す。
だから、どうしてもコストはそれなりのものになってしまいます。
ですから加工ものは、この辺りをわかっていただける方しか、
お受けできないシゴトですね。

今回はカンパのペダルです。
まずはバラバラにばらします。
その後、シャフトを旋盤で切削していきます。
形状がいびつで、しっかり旋盤にセットできないので、
メチャクチャ慎重(緊張?)に作業しなければなりません。

ふ~、めでたく無事加工終了のペダルです。
デメタシ、デメタシ。
おまたせしましたSさん!