職人マツナガ通信

5月19日

今日は、発注していたフレーム製作用の、
カーボンチューブがはいってきました。
こちらも、昨今手に入れるのが難しくなってきています。
カーボンチューブとよくいいますが、
こまかくいうと、カーボン繊維強化プラスティックチューブ
ということになり、
数ミクロンという細い炭素繊維を束ねて、
プラスチック(エポキシ樹脂)でかためたパイプです。
見た目は、真っ黒でどれも同じにみえるのですが、
ここに写っているもの、
みな性格が違います。
ものすごいガンバリやいれば、
カーボンにしてはふにゃふにゃなやつもいます。
カーボンファイバーというのは、
アルミやチタンなどと違い、
強さを設計できるので、
指示さえできれば、
こちらの理想のものが手に入れることができます。
ここに写っているものも、
すべてオーダーメードで、
フレーム製作専用の設計でつくってもらっているものです。
大手メーカーではコスト的に絶対使えないような、
一本数万円もするチューブももあります。
ボクのような超弱小ファクトリーは、
ここらあたりの、小回りが利くのが唯一の取り柄でしょうか。

このチューブの中から、
イマワノさんのフレームも作られます。
カタチになるのはいつの日か。