Ｎさんのオレンジ号レプリカ再生プロジェクト、
大詰めにはいってきました。
ボトルケージ台座と各部補強を終えてフレームをチェックしていると。
リアエンドのリアディレラー側の内側になにかアルミプレートがはがれたような跡を発見。
ん？ 何？
たしかに、チェーンが当たりそうなところで、
チェーンがあたるとカーボンが削れてしまう。
ん～、ボクがオリジナルで補強をしたのか？
記憶が定かでない、作業履歴を調べてみるが特にやった痕跡はない。
そうだ、っと思い出し、材料そのものがまだあったので、それを出してくると。
ほ～、最初からアルミプレートが補強してあったんですね。
しかし、アルミプレートでは、あまり効果がないと思うのですが・・・・・。
とにかく削れどめがついていたので、これは再生しなければならない。
アルミプレートでは、同じように削れてしまうと思うので、
ステンレスプレートでやることに。
この手の補強に使う、０．２ｍｍ厚のステンレスプレートを用意します。
まずは、はがれかけているアルミプレートをカーボン部分を壊さないように慎重に取り除きます。
それができたらリアエンドから型をとって、ステンレスプレートを切り出します。
ミニベルトサンダーで成形をしてリアエンドにピッタリのカタチにします。
それができたら接着ですね。
接着剤はフレームに使っている熱硬化型の強力タイプ。
これが、０．２ｍｍの薄い板をピッタリ圧着させるのが結構難しい。
何とか工夫をして接着終了です。
お次は、最終工程の仕上げです。
