職人マツナガ通信

12月1日

あっという間に師走です!
っということで、ショップでもクリスマスソング解禁です。
さすがに、11月中にクリスマスソングというのは、ちょっと早すぎ。
また、あの年末の忙しさと、ウキウキ感と、ちょっとさびしい時期がやってきました。
少し前にここに書いたマイバイクのBBからの異音。
ベアリングを交換して直ったと思いきや、音なりやまず。
ボクの使っているBBは、フランスTA社の純正のチタンBB。
この機構のBBは結構音なりがしていたので、音の原因はすっかりBBと信じ込んで色々やってみました。
さすがに、もうやることもなく、音もなりやまず、どうしたことかと思案したあげく。
一度ペダルを疑ってみることに。
ペダルを交換して乗ってみると、なんと音がやんだ。
音の原因はペダルだった・・・・・・・。
以前TAのBBで同じ音がなっていたので、すっかりBBと信じ込んでしまっていた。
いかんですな~、思い込みで作業をするのは。
何度同じ経験をくりかえすやら、いい加減、おぼえや~。
ということで、タイムのアイクリックチタンペダルのグリスアップを。
ッといきたいところなのですが。
タイムのペダルのメンテナンスは、輸入元に送り、そこで作業というシステム。
ショップでは作業させてくれないんですね。
まあ、自分のだし、自己責任ということで自分でやることに。
ペダル軸を抜くのには、それぞれのメーカーから、それようの工具がでています。
タイムは、当然発売していません。
形状をみると、独特の5本爪穴。

光陰矢のごとし!

これをまわせば、軸が抜ける構造のよう。
そこで、それ専用の工具をつくることに。
この手の工具は、何かの工具が代用で使える場合があるので、
ショップにある使えそうな工具を、片っ端からあててみる。
ん~、今回は難敵、どれも全く形が合わない。
ボクが、この手の道具をつくるときの鉄則として、
すごく簡単にできる、シンプルな構造、でできそうな時のみつくることにしている。
いろいろ考えて、つくりました、専用工具。


  さて、セットして、外してみると。


パッチンという音とともにはずれました、かなり強く止まってます。
これは、ネジの部分にネジロックをつけてあるんですね。
まさに、ネジロックのみで止まっているという感じです。
抜いてみると、構造はやはり他のペダルと一緒でした。


早速グリスアップを行い、ネジロックをつけて、締め付け直しました。
これで音なりは解消されるでしょう。
工具作りに、思った以上に時間がかかりましたが。
これから、当店で販売したタイムのペダルで、お客様から承諾をえれば、
当店でグリスアップができますね。