職人マツナガ通信

5月20日

Hさん、ラグパート作りです。
カーボンチューブがを差し込む繋ぎ手になるニッケルクロームモリブデン鋼チューブ加工です。
まずは、元管の肉厚を旋盤をつかってオーナーにあわせた肉厚に仕上げます。
Hさんの場合は、0.8mm肉厚にしました。
肉厚と必要十分の長さにカットできたら、お次は繋ぎあわせ部分の加工となります。
フライス盤にホルソーというチューブと同じ外径の丸い刃物でざぐっていきます。
トップチューブのヘッド側でしたら、71度30分にあわせてとか。
チューブ直径にあわせた刃物を何種類か用意しています。
単品を見ていると何になるのか想像できませんが、
こうやってフレームの形になるべく下ごしらへをやります。

この通信を読んで頂ける方には毎度の作業内容と思います。
毎回毎回同じ作業をするのですが、
その都度仕上がり具合も違い、どうしたらもっとよくできるのだろう、もっと速くできるのだろうと考えられるので、
毎度の同じ作業なのですが飽きるという事はありません。
また、同じ作業ではありますが、毎回寸法が違うので、そう感じる部分もあると思います。

この同じ作業を繰り返し繰り返し飽きずにやり続けられるという事は、
良い悪いではなく、もって生まれた性分なのでしょうね。