職人マツナガ通信

7月9日

クレモナ。
帰宅してTVのスイッチをいれると、
”耳を澄ませば”を放映してました。
もう何度かみたことはあるのですが、つい見入ってしました。
登場人物がバイオリン作りの職人目指して、
イタリアへ丁稚奉公へいくというストーリーにも親近感がわきます。
イタリアのクレモナというバイオリン作りのメッカに、
偶然にも自分がイタリアで仕事をしているときにいった事がありました。
バイオリン作りの職人さんをつくるための学校があり、
その製作現場を一般にもみせてくれていて、
”バイオリンに使う木はどんな木で、どこでとれるのか”と質問をした記憶があります。

仕事ぶりをみていると、
自分もものをつくる仕事をしているのに、
こんな環境で学べるなんてついついうらやましく思ったりしました。
職人仕事は、どんなに素質があっても時間を経験しないと一人前にはなれない仕事だと思うんです。
この、”職人マツナガ通信”のタイトルは、
自分が職人ということではなく、職人になりたい、職人とよばれたいなぁという思いを込めてつけているものです。