職人マツナガ通信

9月12日

SRM。
SRM(サンデーライドミィーテング)で走ってきました。
予定では、少しきつい坂を登りましょうかと予告しておいたのですが、
みなさんの、ノーという、うれしい(?)リアクションにより登りませんでした。
今夏の猛暑にしては、久しぶりに涼しい風が吹いていて気持ちよかったです。

一緒に走っていたプロジェクトMを駆るSさん、
休憩時 ”リヤのギャがなにか音がするんだけど” というご質問。
レストアを仕上げてのお渡しライドなので、おかしいなと内容をよくよく聞いてみると。
特定のギャで鳴り、強く踏んでいるとガクッとくるという。
レストアでチェーンを替えているので、
これはスプロケットとチェーンが滑っているのだなと考えて、
何キロ乗りました? きいてみると。

なんと、1万5千キロ!
この間チェーンは交換しているが、スプロケットは交換してないとのこと。
これで原因は明らかですね。
チェーンとスプロケットは、お互いに摩耗しあいながらつかわれています。
なのでお互いが同じ形状で減っていく分には、
少々減っていようとギャにチェーンが引っかかってくれます。
が、お互いにかなり摩耗した状態で、スプロケット又はチェーンのどちらかを交換すると、
かみ合っていた形状が変わってしまい、ギャにチェーンが引っかからなくなり、
結果、トルクをかけて踏んだとき歯飛びをおこしてしまいます。
ここまで使い込むには相当乗り込まないと起こらない現象ですが。
ぼくは、これ、中学生くらいのとに自分で経験していることなので、
こういう症状をみてもすぐに納得できるのですが、
なかなかわかりにくいことですよね。

もちろん同じ理由で、フロントギャがはとびすることもありますので、
距離を乗られている方ご注意を。