インソール。
競輪選手のK様のインソールを作らせてもらいました。
今までオーダーシューズをはかれていたのですが、
今回既成のシューズにかえたところ、
フィット感がどうもいまいち、ということで御来店いただきました。
当店で取り扱いのコンフォマーブル シダスのバイクプラスをバキューム成型することに。
シダス社の方針は、同社が開発した姿勢をとることにより、
その人のもって生まれた理想の足裏アーチ(土踏まず)形状が実現され、
それを型にとりインソールにするという考えです。
競輪選手は裸足でシューズを履くので、
より敏感にフィット感を感じ取られるので、製作には緊張します。
型をとり、外枠を削り、さらに厚みの調整もほんの少しずつ、
削っては履き、履いては削るを繰り返します。
最終的には、これならオーダーシューズはいらないかも、というところまでたどり着きホッ。
後は実際にバンクで使ってもらって、何か有れば改良していくということになります。
オーダーシューズの思い出。
ボクは足が23.5cmという、男子としては超ちびっ子足なのです。
なので、普段の靴探しも大変なのですが、
バイク用のシューズを探すのは、今でこそ女性向けサイズのシューズが大分出てきていますが、
三十年前くらいは至難の業でした。
輸入元に特別に頼んでおいて、次回の輸入時になんとかいれてもらうとか、
でおねがいするのですが一年待ちとかなんですね。
でもって、ようやく到着して、喜び勇んで履いてみると、あわなかったり・・・・・。
多分高校生の頃だと思うのですが、
先輩に紹介されて、競輪選手のシューズをつくっているところへオーダーをしにいきました。
たしかに、足にピッタリにできてきたのですが、
ロード用にはソールが薄すぎて柔らかく、
オーダーよ、おまえもか、とガッカリした思い出があります。
好きなシューズを選ぶということはできずに、
サイズがあれば万々歳という時代でした。