職人マツナガ通信

4月5日

バラバラに。
治具上でカタチになったら、ダミーチューブを抜いてバラバラにします。
まだこの段階では、ロー付け(溶接)部分は完全におわっていませんので、
治具からはずして、完璧にロー付けします。
ブレーキアウター受けやシフトワイヤー受けなどの小物もロー付けします。
すべてのロー付けが終わったら、
もう一度ダミーチューブをいれて治具にのせて、
ロー付け作業(800度くらい)ででた熱歪みを矯正します。
これで、ラグパートのできあがりとなります。

現行のDURA-ACEのレバーの取り付けバンドは、
チタン製なんです。
こんな見えないところのパーツに価格の裏付けがあるんですね。
シマノ社のサービスマンにきいたところ、
耐久性寿命に関しても、下位グレードよりも優位性を持たせる設計にしてあるとのことでした。
軽くて長持ち、この辺りが日本人が作る、ものつくりの優れている点という気がします。

軽けりゃ、壊れて仕方ない、となりがちですよね。