職人マツナガ通信

5月16日

接着作業です。
ロー付け(溶接)できあがったラグパートを、
ロー付けで酸化した皮膜を取り除き、
さらにカーボンチューブが差し込まれる内側を一皮むいて(磨いて)ピカピカにします。


それができたら、カーボンチューブを図面の寸法にカットします。
カットできたチューブを治具上のラグに差し込んで、長さを微調整していきます。
接着剤を硬化させるときの、加熱による膨張率を見越してほんの少しガタがあるように削っていきます。
以前に書いた、ロングサイズのシートチューブ、
フレームサイズでいうと660mmの長さのカーボンチューブが必要、
けれど元管でそんなに長いものはないということで、どうするか。
考えて、シートラグのところで繋ぐことにしました。
外側のラグパートを通常の2倍の長さにして、
さらに内側にも中子になるアルミのパイプを接着することに。
これで、Kさんご希望通りのフォルムにできます。