職人マツナガ通信

8月6日

クラックチェック。
販売して五年、特に大きい落車や衝突もなくのられていたバイクに、
カーボンとラグの付け根にクラックらしきものがでてきたと持ち込まれました。
ちょうどカーボンとアルミラグの境目になるので、
塗装の割れだけと思われるのですが、
乗り手にとっては不安になりますね。
輸入元、さらに製造メーカーにも問い合わせみました。
こういう時の対応は、メーカーの姿勢をとても良く表します。
今回は残念ながら、納得のいく解答をえらず。
ボクが納得できないのですから、オーナーに納得頂くことは無理ですよね。
そこで、自分で調べることにしました。
特殊な溶液をつかって、素材のクラックがあるかどうかをしらべます。
以前にも何回か登場しているとおもいます。
この特殊液を使うと、最終的に白い溶液を塗った膜に、
クラックが入っている場合は、クラックにそって赤いラインが浮かび上がってきます。

まず一度、これで赤いラインを確認して、
次に表面をヤスリで面を綺麗に仕上げて、
もう一度同じ試験をしてみると、単なる表面のわれか、深いクラックかがわかるという考えです。
メーカーは補償期間がすぎているから何もできないといいいますが、
販売責任者としては、そのままをオーナに伝えることはできないですよね。
おすすめして販売した以上、できる限りのことはやらせてもらいます。