職人マツナガ通信

8月9日

やわいホィール。
先日納品させて頂いた、やわいホィールの使用感想を頂きました。
良く乗っているSさんだけあって、
構成されている、それぞれの特性をよくつかまれた感想と思います。
ただし、やはりあまりに弱すぎるので少しテンションアップをすることになりました。

”プロジェクトM2号機+Ambrosioクロノの感想ですが、
今回フレームとホイール両方共、良くたわむ組み合わせなので、正直なところホイールの感じが良くつかめていません。
とりあえず以下のような感想です。
本日2号機とアンブロシオクロノで不動峠のタイムを計りました。
自己ベストタイでした。
大幅短縮を期待していましたが、そう簡単にはいきませんでした。
プロジェクトM2号機+Ambrosioクロノの組み合わせだと、フレームのBBがウイップする感じが少なくなります。
フレームよりホイールがたわんでいるためでしょうか?
踏み込んだ後の加速感も弱い気がします。
フレームだけをたわませた方が、たわんだ後の加速感は大きいような気がします。
ただし、重いギヤを踏んでも、跳ね返ってくる感じがほとんどなくなるので、重いギヤが楽に踏めます。
本日2500m登りましたが、ほとんど足に疲れは残っていません。
疲れない効果は絶大です。
不動峠くらいの距離ではタイムの短縮ができなくても、距離が長くなれば後半のタイム短縮は大きいと思っています。
今月末の乗鞍でどんな結果が出るか楽しみです。”


手組のチューブラーホィールでヒルクライムをやると、
走っている時の、苦しさや筋肉へのダメージは完組ホィールとそれほど変わらないが、


走行後の疲れ方が全く違うという感想をSさんと、
同じようにヒルクライムをやっているYさんにもいただきました。
これも、高剛性のホィールだと、
踏んだ分そのまま反力として返ってきますが、
適度な剛性なものは、何十パーセントかホィールがたわんで逃げてしまうので、
その分反力が少なくなるのでしょうね。
ただし、その分、踏んだときの加速感は高剛性ホィールのほうがあると思いますが。
こう考えると、ホィールの剛性は競技時間により経済性がかわってきますね。
短時間なら高剛性で、脚が売り切れるまえに終了すればよし。
長時間であれば、多少の加速感を犠牲にしても、少し柔らかめのホィールでしょうか。