職人マツナガ通信

10月6日

一玉 480円。
トライアスロンをしぶとく続けるTさんより、
ハブの玉をセラミックボールに変更するご依頼をうけました。
定評のあるタクリーノのヴィンテージホィールハブ用セラミックボールです。
はいっている鋼球をとりだし、セラミックボールに組み替えします。
グリスは、付属の専用のものをつかいます。
最後の仕上げは組み付け玉当たり調整です。
軸だけの状態であたりみると、
実際にホィールをフレームに取り付けたときのガタがわからないので、
SBTMでは、ガタ調整用フォークを用意しています。
もちろんリアも見られる幅のものをつくっています。
実際こ使うようにクイックレバーでとりつけて、
上下に力をいれて、極小のガタまで確認をします。
Tさんのこのホィールは決戦用ということなので、
きわきわの調整をしておきました。
これが練習用ホィールであったり、普段履き用であったりすると、
ほんの少し渋めにセットして、ガタがでるのを遅らせたりします。
また、ベアリングの使用状況でも変わってきます。
このやり方で注意するのは、マヴィックのホィールですね。
マヴィックはハブの構造上、
玉あたりにガタがなくても、
ホィールを揺するとガタがある症状をしめす場合があります。
マヴィックの場合は、軸でのガタの確認とセットしての確認をしています。