職人マツナガ通信

イタリア就職記 (29)

そうこうしているうちに、アパートが見つかりました。
ボクが感じたイタリアは、なにもするにもコネがないと一切が進まないところでした。
小さな田舎町でアパートを外国人が借りるのですから、当然これもコネが必要です。
P氏がなんとか探してくれて、大家さんへ面会にいきました。
とても偉そうなおばさんがでてきて、なんとなく就職試験のような感じでいろいろ聞かれて、結局家賃を半年くらい前払いと言うことでようやく借りれました。

日本でもそうなのかも知れませんが、異邦人がそこで生活するというのは大変なことです。
部屋は、ワンルームロフト付で、家財道具一式セットされている家具付きアパート、家賃一ヶ月7万円弱でした。
家賃もそうですが、イタリアでの物価は、生鮮食品をのぞけばあまり日本と変わらなかったです。

アパートは石造りで外観は築100年位とおもわれますが、中はすごくきれいでした。
自分としては大満足でした。

少しずつですが、生活をいしていける環境が整いはじめました。

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