職人マツナガ通信

イタリア就職記 (34)

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こんな感じで衣食住は少しずつ落ち着いてきました。
手続きの上で予想もしなかったことが一点起きてきました。
日本であれだけ苦労して取得した労働ビザなのですが、
イタリアではそれだけでは滞在できなかったのです。
 
労働ビザを取った上で、その地域の役所へ行って労働滞在許可書
というのをとらなければなりませんでした。
最初はP氏が同行してくれその役所へていきましたが、
日本と同じで、いくたびに違う書類を要求されて、これまた四苦八苦。
挙げ句の果て、最後はボクと同じような請求をする人が群がる中、
(列をつくって待つなんてことはなかったです)
たまたまお役人がボクの書類を受け取ってくれた、という感じで受理されました。
 
どうやら、この時期結構東欧から入ってくる人が多くなっていて、
そういう人たちと重なっていたようでした。
こうしてやっと、手にいれた滞在許可書を受け取り、
これでやっと、晴れてイタリアで働けると、ホッとしまいた。