職人マツナガ通信

10月12日

変速不良。
フロントとリア変速機の調整依頼で持ち込まれたバイク。
台上で変速してみると特に異常がない模様。
ケーブルのテンション調整だけで終わらない、変速調整はやっかいだ。
疑われるのは、チェーンの伸び、スプロケットの摩耗、変速ケーブルの内部抵抗の増大、
ワイヤーのほつれ、変速機そのもののへたり、
っと、それぞれを調べていく。
ST-5700系のSTIレバーは、レバー内部でもワイヤーのほつれがよくある。
とういことで、ブラケットめくってその部分を確かめてみると。
あれ?!。
シフトケーブルがレバーに収まるところに、はまっているプラスチックキャップがついていない。
リア側はついているのですが、フロント側はついていない。
これがついていないとケーブルがばらける恐れがあるので危険である。
自分のところで組んだ自転車でないと、こういうことがあるので要注意。
単なる変速調整作業では気がつかないところですよね。
バーテープをはがし、ケーブルを外し、改めてアウターケーブルにキャップをつけて調整。
リア変速機も一旦ケーブルを変速機から外して、
ストロークアジャストボルトの調整からやり直し。
フロント、リアともにしっかり変速するようになりました。
デメタシ、デメタシ。
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