職人マツナガ通信

12月5日

つくります、フレーム。
おもしろいものでオーダーフレームの注文って、
しばらく注文がないなと思っていると、
一件はいるとポンポンポンという感じで続けてはいる場合が多いです。
今シーズン特にレーサーはシーズンオフということで重なるみたいです。
作り手はボク一人なので続けてご注文があるとどうしても納期が延びてしまうこと
に。
こんな感じでポツポツとご注文をいただけるので、
つねにバックオーダーがある状態が続いています。
そんなわけでどうしても4,5ヶ月はお待ち頂くことになってしまいます、
大変申し訳ありません。

今回は、神奈川のH女史。
(すいません12月から東京の住人なるMさん、お受け順につくってます、次です、
次!)
今回は97年につづき2台目のオーダー。
現在のものも全く問題ないが、
何かあったときにすぐに、お気に入りのものに乗り換えられるものが欲しいというこ
とでご注文を頂きました。
身長が151.5cmという小柄なこともあり、
700cでカーボンとなると既製品ではあうものがない。
前回と全く同じものをつくることも可能ですが、
それではちょっと味気ない。
どんなふうにしたら、もっとオーナーの理想に近づけるかをあれこれ考えて、
できあがって乗ってもらったときの、
”オ~”というオーナーの顔を浮かべると、作り手のボクもワクワクしてくる。
登録レースに参加する豪傑な女史も体重は50kg以下超軽量なので、
それにあわせた素材選びをしなければいけない。
タイプは3本カーボンバッククロモリのスタンダードな組み合わせに、
フォークは今となってはめずらしくなってしましった1インチのカーボンフォーク。
バックのクロモリは、0.6mmというシャーペンの心ほどの厚みのシートステーを使
うことに。
薄肉カーボンチューブはちょっと小細工して現行のものより軽くない強度は落とさな
いように。
さぁ~、材料は揃った、”オ~”っといわせてみせましょう。

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