職人マツナガ通信

1月6日

ロー付け(溶接あ)して出来上がったラグにカーボンチューブを接着します。
まずはラグにチューブを一本ずつさしこんで長さの最終調整をします。
ボトル台座の位置を確認して、下穴をあけたら、いよいよ接着作業に入ります。
接着は熱硬化といって加熱をしないと硬化しない接着剤をつかいます。
加熱するので当然加熱器をつかうのですが、他の動力道具と同じに扱いは結構危険で
す。
アマンダで修行時代、師匠の千葉さんが普段はほとんど、ああしなさい、こうしなさ
いといわないのに、
これを扱うときだけは、動かすときには必ず電源を切ってやりなさいと言ってまし
た。
きちっと守っているつもりなのですが、急いでいるときやちょっとした時などはその
まま動かしていた記憶があります。
どんなにちょっとでも、間違いが起こると大事にいたってしまう、些細だけど重要な
こと。
おそらく、師匠は苦々しく思っていたのでしょうね。
今ボクが人に教える立ち場になってみて、
こういうちょっとしたことだけど重要な事が、
完璧に出来るか出来ないかという事が、
安全やいろいろな仕事の出来に影響してくるんだよな、
という事がわかってきたようで、
今は完璧に電源を切って動かします。
若いうちはなかなかわからないんですね。

フジやん通信
たしかM71ペダルだ!
http://www.sbtm.jp/advisory/top.htm

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