職人マツナガ通信

3月11日

プロジェクトMの塗り替えオーバーホールをご依頼の栃木県のIさん納車です。
カンパニョーロファンのIさん。
オーバーホール時も敬意を表してすでに廃盤になったカンパニョーロのグリスで作業をしました。
SBTMでもカンパのグリスはこれが最後です。
Iさん、左のフロントシフトはダブルレバーを使いたいとお持ち込み。
組んでみるが、かなり締め付けを強くしてもレバーが、ワイヤーのテンションに負けてもどってしまう。
バラして、パーツ構成を確認。
SBTMにあるカンパニョーロのスモールパーツリストの最古のもの1998年のもので確認すると。
どうもパーツが足りなような。
Iさんに問い合わせてみると。
ぬあんと、そのレバーは、1990年前のものらしく、SYNCRO 2という名称とのこと。
お~、さすがにその時代のスモールパーツリストはないので。
ネットで検索してみると。
何とか確認できました。パーツは足りていて、さらに強く止めネジを締め付ける必要があったのです。
個のと止めネジですが、工具で締め付ける構造ではなく、手でしめるだけの構造なんです。
とても手で締めたのでは止まりませんね。
まだ、STIレバーがでる前、ボクもカンパのダブルレバーを使っていました。
やっぱり、これ、使っていると止めネジが緩んできてしまうことで困った思い出があります。
そんな時にでてきたのが、サンプレックスのダブルレバーで。
中にゆるみ止めのスプリングを入れた構造でした。
これ一世を風靡したんですね。
っと、そんなことを思い出しつつ作業をしました。
大会にはでないけれどロングライド好きのIさん、
またこのバイクで、自作の230kmm、獲得標高4000mのコースを激走してください!
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