職人マツナガ通信

2月18日

ライナー。

最近のメンテナンス作業においての、必携ツールです。
ケーブル内蔵のフレームが多くなった昨今、これがなくては作業できません!
20160218.jpg
まずは、ケーブルを抜く前に、
インナーケーブルにライナーを通しておいてから、
ライナーをフレーム側に残して、インナーケーブルを抜きます。
ここで一歩間違えて、フレーム内でライナーからインナーケーブルがはずれてしまうと、もう~、たいへん、なことになります。
最近は、ケーブル通し作業を考慮した作りの物がふえていますが、
それでも、まだ、バカ穴をあけただけのものもありますので要注意です。
かなり昔、まだ内蔵ケーブルが一般的ではない頃です。
メンテナンスで、ブレーキケーブル交換。
トップチューブの中に内蔵スタイルのフレーム。
見た目の構造上、フレームの中にインナーを通すパイプがあるのであろと、ケーブルをはずすと、ぬぁんと、バカ穴・・・・・・・・。
色々経験してきていますが、これにはまいった!
どうやって、復旧させるか・・・・・・。
いろいろやってみましたが、結局ダメもとでやった方法でなんとか通すことができました。
しかし、今思っても奇跡的な作業でした。
今までいろいろなバイクをみてきましたが、
その内臓タイプのバイクに勝ものには、出くわしていません。