職人マツナガ通信

4月5日

合理的に、自然に、そして美しく。
最近読んだ本に茶道の基本になることとして書いてありました。
まさに、自分が作業に求めていることではないかと思わずうなずいてしまいました。
作業は人に見せるものではないのですが、これができれば最短の時間で最高の結果を
ひきだせるとおもいますし、また人にみられても見ている人を不安にする事はないと
思います。
工具を落としたり、道具を探してウロウロしたり、ぎこちない動きをしていては、多
分見ている人は、大丈夫?と不安をいだくんじゃないでしょうかね。
先日TVでみた一流といわれる寿司職人さんのにぎる姿などほれぼれしてしまいます。
作業をしていて自分の作業にまだまだじゃねえの、というのをヒシヒシ感じます。
もっと合理的に、自然に、そして美しく、精進します。

でもこれとは対極的に仕事外では、できるだけのんべんだらり、のほほんとしていた
いなぁ。
普段の生活で合理的なことをつきつめてしまうと生活に潤いがなくなってしまうんで
すよね。
笑える事って非合理的な無駄な事がおおいじゃないでしょうかね。
やっぱり無駄というのも生活には必要ですよね。
こんなふうにおもっているから、いつもカミさんに、
仕事場ではああなのに、ど~してうちでこはこうなの~、としかられちゃうんですが
ね。