職人マツナガ通信

4月6日

待ちに待って頂いたプロジェクトMのフレームが塗装やさんから届いて本日ご対面の
Kさん。
ご指定色は現在使用している愛車(クルマ)と同色でした。
ご本人も大満足の仕上がりとなっておりました。

こういう指定の時はそのクルマのカタログとお持ち頂いて塗装依頼書に添付して塗装
やさんに送ります。
今回もそうしたのですが、作業前に職人さんから、カタログと実際のクルマの色が違
うがどちらにあわせるかと電話をもらいました。
確かに紙に塗ったカタログはどうしても現物とは多少違ってきてしまうものです。
さすが職人、オーナーのKさんはクルマと同色をご希望なのでその旨を伝えて作業し
てもらいました。
これが、プロと仕事をするというか人と仕事をすると言うことではないでしょうか。
もし相手が機械的に処理してしまったなら、なにも確認せずに指示通りにカタログ色

塗ってしまわれたでしょうね。
相手の要望に対して、なにか疑問点やプロとして考えてよりいい点があればちゃん
と確認をする。
これそれでメシを食う人間としては当たり前のことと思うのですが、最近こういうこ
とが自分のまわりでは希薄になってきている気がします。
人と対面でおこなう商いはもののただの売買ではなく、人間関係の延長だとおもいま
す。
いわれたことを意味も考えずにこなせばいいのでしたら機械で代替えがききますもん
ね。
人間なんですから、考えなきゃダメですよね。