職人マツナガ通信

6月3日

N川さん、ラグパートつくりからです。
体型から肉厚は0.9mmに決定。
ヘッドチューブもかなり長くなるのでオーバーサイズですが1.0mmに削り落としま
す。
重量的には不利になりますが、ふにゃふにゃな自転車じゃ役にたちませんから。
剛性が無いフレームが疲れにくいフレームかというと、ちょっと違う気がします。
踏んでもすすまないのですから、おなじ100km走っても剛性のしっかりしたもの
に比べてやはり結果疲れてしまいますよね。
自分の使うカーボンチューブの特性、振動減衰性ですが、細かい振動をよく吸収して
くれます。
段差越えのような大きい振動はカーボンとはいえ不得意です。
シャッキと踏みごたえがあり、かつ長く乗ったときに細かい振動による疲労がすくな
いというのがボクの作るものの特徴でしょうか。
肉厚が調整できたら、お次はつなぎ合わせのザグリ作業です。

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