職人マツナガ通信

12月7日

楕円フロントギャ。
十数年前にシマノさんがたしかバイオペースという商品名でだした記憶があるのですが。

バイトの鳥人間ライダー”ディル”のお気に入り O,SYMETORIC社の楕円ギャです。
余談ですが、ディルというのは本名なのです。
アメリカ生まれですが、容姿も言葉も120%バリバリ日本人です。
鳥人間ライダーとして身体を鍛えるかたわら、バイクのメカも好き。
自転車のメカに関してはおもしろい感性でブランドや見た目にはこだわらず機能重視派、理屈があえばOKというタイプ。
その彼が絶賛の楕円ギャです。
彼曰く、不動のタイムが2分縮まった。
ほんまかいな?

以下、O,SYMETORICの広告文です。

O.SYMETRICという名で具体化されるこの製品。O.SYMETRICは人間のペダリングに対する解析を技術的及び人間工学的な見地から行い開発された結果から生まれたものです。
ペダリングの際、「最も大きな出力を得る為にはどの様にすればよいか?」という点に研究の焦点を合わせ、その結果得られた答えは、
「重要なことはペダルに掛けられる力は絶えず筋力に比例している。」
「ペダルが上死点にあるとき、ペダルに掛けられる力は小さく、クランクが地面と平行に近づくにつれ出力が増し、下死点に行くに従い小さくなる。」
ということでした。これより、人間の出力できる力に合わせた(より高い出力を発揮できる)所で、チェーリングの半径を変化させる(ギヤレシオを変化させる)ことができるように作られたものが、このO.SYMETRICなのです。この変わった形のチェーリングは最適な出力を得るために絶えず変化しています。そのため計上は単純な楕円ではなく、点対称の形状となっています。実際の試験より出力比で5~15%の出力向上、速度が約3%向上という結果を得ています。これは単なるギミックではなく、上記のような実験結果からも実証されており、またUCIの公認も得て実際のレースでも使用されています。プロロードレーサーであるボビー・ジュリック(USA)やアレクサンドル・ヴィノクロフ(KAZ)などもツール・ド・フランスをはじめ実際のレースで使用しており、好成績を収めています。
またロードレースの世界だけではなく、MTBにおいてはダウンヒル世界チャンピオンファビアン・バレル(FRA)も使用しています。さらに、ロードレースやMTBだけでなく、トライアスロン等や変わったところではリカンベントへの使用も効果的です。

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