職人マツナガ通信

12月13日

Ctrl + S。
使っているパソコンのファイルをセーブ(ハードディスクに保存)するためのショートカットキー操作です。
左手の小指でCtrlを押して左の人差し指でSを押します。
本来なら左手の薬指でSをおすのが正しいやり方なのでしょが自分は指が短いのでどうしてもこの組み合わせになってしまいました。
初めてパソコンといわれるものを買ったのは’91年NECのノートパソコンでした。
最初は人差し指の一本打ちしかできませんでした。
当時は自分の仕事は自転車作りでパソコンのキーボードなんか覚えなくていいじゃないかと考えていましたし、
実際、キーボードをたたく仕事などそれほどなかったので事たりてました。
その後パソコンを使う仕事が増えてきて、
ある時ボクのパソコンの先生から、これからはいろいろな仕事でパソコンを使う事はへっていくことはないでしょうから、いかに速く打つかを覚えた方がいいですよ、
といわれて両手で打つ打ち方をおそわりました。
もちろん、最初はできるわけありません、一本打ちの方がなんぼ速いかというくらいのスピードでした。
ホントに必要かなと思いつつ時間をとられながらもポチポチと打ち続けました。
おかげで、今ではそこそこ不自由なくつかえるようになり、確かに今一本打ちなんかしていたら仕事にならないなと感じてます。
また、同じように先生からセーブやコピーなどいちいちマウスをつかって指示していたら時間がかかるよということで、ショートカットキーというのを教わり、
こちらも時間はかかりましたが作業途中で無意識のうちにCtrl + Sを押すことが癖になってきました。
おかげで文章や表計算作業をしている途中でデーターとんでしまい、何時間もの仕事がパーという目に泣されることが少なくなりました。
この癖にする、ということは覚えてしまえばすごく合理性があがるのですが、覚えるまでの時間が大変です。
ただし癖にしてしまえば、仕事の精度とスピードはグッとあがります。
自転車製作や組み立て作業でもいえるのですが、とにかくもれがあってはいけないという作業は必ず癖になるように訓練します。
最初は不必要と思われる事も何度も何度も同じ事を同じやり方で繰り返します。
とにかく癖にできれば、あっ、忘れた、ということを少なくできますから。