職人マツナガ通信

7月10日

へこみ。
プロジェクトMを駆るHさん、
不覚にも段差にのりあげてしまったということでバイクをお持ち込み頂きました。
みてみると、ありゃりゃ、リムが陥没変形していました!
こうなってしまうと、もうリム交換より修理の手段がありません。
チューブラーの360g位あるリムなので、結構な勢いで乗り上げてしまったのですね。
こういう変形に足しての、強度は当然リムの重さに関わってきます。
重くなれば、リムの肉厚も厚くなるので陥没しにくくなります。
軽くなると、いくら36本スポークを張っているからと言っても、陥没はしやすくなります。
ボクがサイクリングを始めた頃、
勢い込んで軽量リムを買って、組んだ事があります。
早速タイヤを張って乗り出したところ、
2,3回目で、ブレーキングするとコツン、コツンと当たる感じが。
何かなとみてみると、リムが陥没していました!
なんだよ、まだ買ったばかりだよ! と思いましたが後の祭り。
かなり気をつけて走っていたつもりなのですが、
やはり軽量リムというのは相当気をつかわないとダメなんですね。
昔は300g位前後の軽量リムは結構あったのですが、
今ではアンブロッシオに残っている位です。
ちなみにWH-9000 C-24 のクリンチャーホィールの、
フロントのリム重量が380g位ということです。
完組のアルミリムとしてはかなり軽い方です。
なので、最近の完組ホィールは陥没しにくいんですね。

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