職人マツナガ通信

12月8日

クリアランス。
デローザアイドル+カンパボーラウルトラ+25Cタイヤ+カンパスーパーレコードブレーキアーチ。
今回新期でカンパボーラウルトラご購入いただいたOさん、25Cタイヤを装着して、
愛車アイドルに装着したところ、前輪がブレーキアーチに擦ってしまうことが発覚。
フレームも最新のものなので、そんなバカな、と思いつつデローザの輸入元に確認の電話をいれてみる。
っと、どうもそれはフレームの設計が原因ではなく、ブレーキアーチの設計に問題があるとのこと。
そう言われて改めて確認をしてみると、確かにフォーク側にはまだクリアランスがある。
結構こういうといあわせはあるとのことです。
対処法を確認すると、なんとか入るタイヤを探すしかない、とのこと。
ミシュランだと大丈夫そうということなので、
ヴィットリアのタイヤをつかっていたところをミシュランのタイヤにかえていれてみる。
が、やっぱりダメ。
タイヤは23Cは使用不可のホィール
週末にイベント参加のOさん、どうしても使えるようにしなければならない。
ブレーキアーチ取り付けのワッシャーの厚みをかえてみたが,やっぱりダメ。
しかたなく、取り付けワッシャーを斜めに削って、アーチが少し上を向くようにセットしてみました。
なんとか使えそうな位のクリアランスができました。
とりあえずこれでイベントに参加して頂き、
抜本的な対応はイベント後にやることに。
イベント参加後お持ち頂き、どうだったかをうかがったところ、
普通に乗っている分には当たらないけど、立ちこぎをすると擦るとのこと。
やっぱり、抜本的な解決法が必要だ。
どうするか、考える、考える。
何か加工をするしかない。
しかし、こういう加工をするときは、必ず元に戻せるようにする、というのがボクの中にある原則。
数日考えているとひらめいた!
なんだ、こうすればいいのか、というアイデア。
でもって、それを実行。
見事、容姿もかえずに、またいやなら元に戻せるようにクリアランスをとることができました。
しかし、カンパニョーロのブレーキアーチはなんとかならないものか。
自分で25Cからしか使えないホィールを作っているのですから。

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