職人マツナガ通信

6月24日

ハタっと立ち止まって考えてみる。
っと、どう考えても身長139cmのライダーにとって、
クランク長152mmは長すぎる。
さ~て、どうするか。
クランクを取り出して考える。
これは、もっと短くする加工をするしかないな。
今風の中空クランクではできませんが、
むくのクランクであれば、穴を開けて、タップをたてる加工は可能。
相当昔に、お子さん用のバイク製作の時にやった記憶があります。
クランクを確認すると、もう少し短くできるシロがある。
130mm位になら加工できそうなことを確認。
そうすると、もっとハンガー位置を下げられるので、
また、また設計しなおし、やりなおし。
でも、こういことの繰り返しが、オーナーの理想の一台につながっていきます。

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4月にビアンキの子供車に一目惚れして、
お子さんにご購入されたYご夫妻ご来店。
お次はY夫人用のビアンキMTB。
お話によれば、田んぼのあぜ道を走りたいとか・・・・・・・。
身長からいって1番小さいサイズというこで、店頭にあるものに決定。
あ~だ、こうだ、と話していると、当店HPをみていだいているYご主人が、
「今朝りんりんロードを走っていたら、ハンドバイクの方とすれちがいましたよ」
とのお話。
どうも、以前ここに書いたハンドバイクを加工したMさんらしい。
そんな偶然が?
偶然にも今日Mさんご来店予定。
ご来店されて、その話をすると、まさにその通りご本人でした。
Mさん、そのりんりんロードで落車をしてしまい、ハンドル部を大きく曲げてきてしまいました。
バイクからハンドル部をはずして、なんとか曲げ直して修理ができました。
Mさんと、お話ししていると、
このセパレートハンドバイクはどこへでも行けるので、とっても楽しいということ。
ただし、登りはきついだろうな、っと思い、聞いてみると、
やはり、きついらしい。
それでも、車長伸ばし加工をしたおかげで、
ポジション的に大分楽になったとのことで、よかったです。
また、ギャを2枚から3枚にしたことでも、ちょうどいいギャ比がでているとのことで、
こちらも、よかったです。
このバイクでどんどん出かけて下さい。