職人マツナガ通信

7月6日

虫食い。
お買い上げから三年、総走行距離3000kmということで、
オーバーホールにお持ちこみいただいたYさんのアンカー。
状態チェック時に、ホィールをまわしてみると、フロント、リアともにゴロゴロという感じがハンドルから伝わってくる。
3000kmにしてはおかしな、っと思い、グリスアップをすることに。
はたして、ハブを開けてみると。
ハブ玉押し部が画像のような虫食い状態に。
残念ながら、前後ともに虫食ってました。
誰が言い始めたかは知らないが、この虫食い状態。
金属を実際に虫がかじるわけではないのですが、
まさに虫がかじった状態にみえます。
言い得て妙の表現ですね。
こうなってしまうといくらグリスをいれても、ゴリゴリ感は消えません。
この部分だけの部品交換が必要となります。
シマノ製品はこのスモールパーツのみでも手に入るので補修がききます。
しかし、昨今少し古い売上部品(五年位前)になると、既に終了してまってい、修理不可能になってしまうこともあります。
今回は、なんとか部品が手に入り修理可能です。
通常は3000km位では虫食いは起きないのですが。
バイクはどういう状況で使われるかわからないので、距離だけでは判断できませんね。
きれい好きなYさん、ピカピカにしてお返しいたします!

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