画像はボクの通勤バイクNo1です。
もう15・6年前になるでしょうか、
まだトーキョーのアマンダスポーツで仕事をしている時に作ったバイクです。
当時、MTBが世の中にではじめて、
それにともない、フレーム作りにもTIG溶接が使われ始めた時でした。
TIG溶接は素材に熱影響を与える範囲がロー付けに比べて小さいということで、
今後必要になると思いボクも勉強しました。
ロー付けと比べてどれくらい強度が違うのかを実体験で知りたく、
自分でTIG溶接したものの破壊試験もかねて作ったバイクです。
また、MTBもどれほどおもしろいモノか自分で経験するために、
自分なりにMTB考えて設計してみました。
まず、26インチが主流でしたが、
これはMTBの発祥の地アメリカ人にとって快適な車輪なんでしょうが、
体重50kg程度のボクには、26インチのあの太いタイヤは、
とてもまわしきれないと考えて、
少しでも車輪の慣性を小さくするために24インチにしました。
バイクができてから、3・4回はこれでツーリングしたでしょうか。
たしかにラフロードはとてもおもしろいのですが、
林道をつなぐツーリングをしたときに、
林道へたどり着くまでのアプローチの舗装路を走るつらさから、
その後はツーリングバイクとしては使わなくなってしまいました。
しかし、そのタイヤの太い分だけ安心感があるので、
アマンダ時代、荒川の土手を毎日往復30km、
通勤用によく働いてくれました。
フロントについているカゴも自家製です。
これも普段は通勤、休みはツーリングにすぐ使えるように、
ワンタッチで取り外しできるように工夫してつくりました。
このカゴ、通勤帰りの買い物には大変重宝しました。
しかし、あれから十数年、MTBも進化激変しました。
今日久しぶりにこのバイクで通勤したのですが、
今使っているキャノンデールのスカルペル(ダブルサスMTB)にくらべると、
なんと振動のすごいこと。
特に帰りは真っ暗に近いところを走るので、
路面の悪い学園都市は、
サスペンションなしでは怖くて仕方なかったです。
リアサスはともかく、
カーボン三角のMTB通勤バイク作りたいですね。