職人マツナガ通信

8月3日

今年の5月に行われた全日本選手権を最後に引退した、
ブリヂストンアンカーの渋谷選手が、
引退後の仕事としてアンカーの販売営業マンとして来店しました。
ご本に曰く、一ヶ月なにもしなけばフツーのヒトですよ、だった。
2ヶ月位ホントに何もしなかったら体調がすぐれなくなったので、
最近は自転車通勤をはじめたらしい。
どのスポーツでもそうでしょうが、
引退後の仕事というのは大きな問題ですね。
アンカーの販売課というのは、
ほとんどが選手上がりのヒトなんですが、
みなさんよく頑張る。
どうやら、選手生活の苦しみに比べれば、
日常の仕事の方がいくらかましらしいです。
やはり選手をやめて営業マンとしてやっている岡田さん曰く、
あの練習やレースのプレッシャーがなくなったことで、
メチャクチャストレスがなくりましたよ。
よほど辛いんでしょうね。

フレーム製作は、お盆休みを前に急ピッチですすめてます。
今回フレームも、シートステー、チェーンステーまでカーボンのバージョン。
久しぶりにスローピングでない、
ノーマルホリゾンタルフレーム。
オーナーは昔ながらのダイアモンド設計の細いチューブコンストラクションがお好
み。
ボクの作るフレームは、
今風の極太チューブはつかわないでカーボンでできるので、
この辺りも人気の理由の一つのようです。
溶接で出来上がったラグにカーボンチューブを接着するのですが、
サイズチェックため、一度全てのチューブをさしてカタチしてから、
本接着にはいります。

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