職人マツナガ通信

9月16日

ここのところ材料待ちで製作シゴトがストップ。
材料が命のフレームなのでここはじっと待つしかない。
ボクのフレームを待ってくれる人の気持ちがわかりますね・・・・・。

残暑もようやく和らいできて、
風が心地よい季節になってきました。
先日の乗鞍を走って、
確実に老化しているなと、
ちょっと自分なりにショックをうけた事もあり、
しばらくできなかった自転車通勤再開計画を。
とりあえず、今のライフサイクルを考えて、週一回。
とにかく始めることが大事、
今日は自転車を持って帰ろう。


イタリア就職記 (30)

アパートに移ってからは自炊生活が始まりました。
朝はコーンフレーム、
お昼はP氏宅、
夜は、パスタかリゾット風炊き込みご飯、てな感じですかね。
イタリアではリゾットがあるので、
スーパーでお米が普通に売られていました。
また、醤油もこんな田舎町ですがちゃんと売ってました。
わと、ワインはよく飲みました。
P氏宅でのお昼ご飯にもお茶代わりに必ず出てきました。
先にも書いたように、
イタリアの人はお昼が一番重きを置いた食事なので、
みんな軽く飲んでいました。
スーパーにテーブルワインというクラスの、
安いがぶ飲みワインが売っていて、
3リットル入りとかで、何百円で買えました。
ですから、毎晩飲んだくれてました。
ちょっと、寂しかったのはビールを殆どみかけなかったことです。
ある時、P氏宅でピザを食べようということになり、
ボクがビールを買いたいというと、
わざわざ買ってきてくれました。
おー、久しぶりのビールと喜びいさんで飲んでみると、
なんと全く冷えていないぬるいビールでした・・・・・。
イタリアの人にとってビールというのはこんな程度の認識のものなのかな、
っとちょっとガッカリした思い出があります。
田舎のスーパーなので、野菜が売っていなくて、
日本でいう八百屋さんをみつけて買っていました。
最初は、こういう小さいお店で買い物するのは抵抗ありましたが、
日本の八百屋のおっさんと同じような気さくさで、
仲良くなりいろいろジモティな話しを聞けたり、
おまけをしてもらってました。
P氏は、ボクが自炊をホントにしていとは想像出来なかったらしく、
ある時、おまえほんとに料理しているのか?
何つくってっだ?
今度オレに食わせろ。
てな事を言ってきました。
ボクな、こともなげにいいよといってましたが、
食事にうるさいイタリア人にしたら、
ボクの作っていたものは料理ではなかったでしょうね。