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職人マツナガ通信

2月24日

親バカゴ。
ムスメが通学用で使っている自転車のカゴが壊れた。
結構重い荷物を入れるようで、何回か修理をした。
しかも、ロー付け(溶接)をして直した。
それでもいよいよダメになってきたので、カゴそのもを交換することに。
同じものだと構造的に重さに耐えられないようなので、別のカゴを選ぶ。
さて、取り付けようとして唖然。
キャリアとカゴが全く合わない。
多少の違いはよくあることですが、今回はネジ穴の位置が全くあわない、
というか、キャリアのネジ穴がカゴのネジ穴に全く届かない。
はて、どうするか。
カゴに合うキャリアを取り寄せるか。
え~い、めんどうだ、ということでキャリアを改造することに。
カゴのネジ穴にあつように、キャリアにネジ穴用の腕をロー付けする。
さらにキャリアにネジ穴をつくる。
取り付けよう専用のワッシャーを加工。
ふ~、たかがカゴ取り付けごときに二時間を要しました・・・・・・。
しかし、ムスメのためならしかたないか。
あ~、親バカだなぁ~。

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2月23日

NさんのプロジェクトM接着です。
ラグパートのロー付け(溶接)部分を酸洗いをします。
酸洗いとは、ロー付けできたフラックスの塊や黒皮膜の除去、錆の除去という、
接着部分の洗浄目的で行います。
希硫酸液につけ込みます。
酸洗いができたら、接着面をきれいに表面を磨いて細かい傷をつけます。
これは接着力を上げるためです。
これでラグパートの接着下ごしらえは終わりです。
お次は、カーボンチューブの長さあわせです。
カーボンチューブはラグチューブの中でも、ちゃんと突き合わせがあうように、
ダミーのチューブをかぶせて、その通りにカットします。
ボクは、カットはサンダーで、角度つけのザグリは、リューターでやります。
カーボンチューブをノコできると、竹を切ったときのように、
繊維を引っ張って葉が指定舞うことがあるので、サンダーで一気に切ります。
図面の長さに合わせて、カットできたら、
ラグにはめて治具に乗せて合わせていきます。

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2月22日

NさんのプロジェクトM、ラグパートできあがりです。
チェーンフックなど取り付けるべきものをすべて取り付けたら、
NさんのプロジェクトM、ラグパートできあがりです。
チェーンフックなど取り付けるべきものをすべて取り付けたら、
もう一度組み立てて、治具にのせます。
ロー付け(溶接)でひずんだフレームの矯正です。
あと、今回はサドルの下の空間を有効利用したいということで、
リアブレーキを内側につけたいというリクエストなので、
位置関係の確認です。
たしかにリアブレーキが内側に付いてくれると、
サドル下に大きなサドルバックなどがつけられますよね。
Nさんのブルベ使用目的にはピッタリな加工です。
脚に干渉するかは、既に確認済みなので、
ワイヤーのとりまわしですね。
ブレーキアウターカップをトップチューブの斜め下にとりつることで、大丈夫そうです。
ケーブル内蔵も考えたのですが、トップチューブは薄肉チューブを使うのでやめました。
これでラグパートのできあがりです。
お次はカーボンチューブの接着です!


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2月20日

寒風ついて本日もライドです!
今日は、もろ西風。
ということは霞ヶ浦方面は御法度。
ということで、鬼怒川北上真岡線折本駅周回コースです。
相変わらずさぶいです。
いつものようにスポーツバルムを塗りこんで、厚着をして、ヴァームを飲んで出発です。
最近感じるのは、やたらと道路工事が多い気がします。
これも、毎度おなじみの年度末予算使い切り作戦なのか。
鬼怒川は数年前に起きた河川敷決壊による影響か、未だに各所で工事中です。
できるだけ工事でちゃごちゃしたところを避けたコースをとります。
走行履歴をみていると、去年の今頃は大体70kmm前後を走っていたようです。
今年はほとんど90km前後。
ということで走行距離は伸びてきているのですが。
登りで重いギャが踏めるようになったとか、巡航速度がはやくなったとか、いう効果はありません・・・・・・全く。
まあ、そういう目的で、そういう走り方をしてないのですが。
いくらかは向上しているんですかね。
ということで、こういう時にパワーメーターがあるとわかりやすいんでしょうね。
パワーメーターつけたいんですが、ボクが使っているクランクは、
TA製の167.5mm46TX30Tという代物。
今更、50x34Tに変えられるわけもなく。
どうしよう、どうしよう、ということで今に至っています。
タイムのペダルで、計測できるものができたら買いなんですがね。
この冬乗り込んでいるので、春先からが楽しみなのですが。
でも、やっぱりあまりかわらないかな。
今日も、ほんわかした楽しいサイクリングでした。
本日の走行距離:98km
帰宅時体重:58.2kg
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2月19日

NさんのプロジェクトM、ロー付け(溶接)作業の最終工程です。
治具上でカタチになったフレームですが。
治具上でロー付けをできるだけやったら、一旦バラバラにして治具から外します。
その状態でまだロー付けが終わっていないところをロー付けしていきます。
フレームの要所をロー付けがすんだら、お次は小物のロー付けです。
今回はDi2仕様なので、ブレーキケーブル台座とチェーンフックですね。
このチェーンフック、シートステーの内側につくのですが。
よくみなさん、この付いた状態を見て、何に使うの? という質問をよくうけます。
これは、後車輪を外したときに、チェーンが遊ばないように、チェーンを引っかけるんですね。
クロモリのフレームにはよく付いていました。
アルミノフレームも出始めの頃は、まじめにつけていましたが、
昨今のフレームでは、全く見なくなってしまいましたね。
車輪を外して車載するとき、結構便利です。
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2月18日

121000km。
ご近所SさんのプロジェクトMの塗り替えフレームがあがってきました。
2010年につくってから、総走行距離121000km!!
なんと地球三周分!!
いや~、走る,走る。
これだけ乗ってもらえれば、作り手冥利につきるというものです。
プロジェクトMを再塗装するライダーは結構います。
みなさん再塗装するときは、現行とは違った色を指定する人がほとんどです。
まあ、カラーが違うと違う自転車を買ったような気分になれますもんね。
しかしSさんは、今回二回目(以前三回と書いた記憶があるのですが間違えでした)の塗り替えなのですが。
最初のオーダー時からのカラーリングを一貫して貫き通していらっしゃいます。
それは、それでまたいいのでしょうね。
気に入ったカラーリングでずっと乗り続ける。
塗りあがったフレームにガラスの鎧コーティングをかけて、
バッチリ組み上げました。
また、ガンガン乗って下さい!!

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2月17日

プロジェクトMを駆るトーキョーのMさんからオーダーピラーのご注文です。
その昔一世を風靡したシュパーブプロのがん首を使ったカーボンピラーです。
1980年代でしょうかね、当時シマノ対しマエダ工業がコンポーネントメーカーとして頑張っていた頃。
シマノのデュラーエースに対して、マエダのシュパーブプロというコンポーネントシリーズがありました。
今のようにシマノさん一社という独占状態ではなく、メーカーが競い合ういい時代でした。
そのシュパーブプロシリーズの中のピラーも、二本締めのいい構造で人気がありました。
当時アマンダスポーツで仕事をしていましたが。
たしかマエダ工業さんが、このがん首だけで販売をしてくれていたので、
このがん首をつかって、当時まだマスプロメーカーではなかった、カーボンピラーをつくっていました。
その後は、いろいろなピラーのがん首をつかって、オリジナルピラーをつくっていましたが、
最近はかなりのメーカーがカーボンピラーをつくっているので、もうオリジナルをつくるのは止めました。
そんななか、Mさんからシュパーブプロのがん首を使ったピラーが欲しいといわれて、
さすがに、新品のがん首はないですが、
ボクのコレクションボックスの中から、まだ使える中古のものを見つけました。
これでつくることに。
昔、できたオリジナルカーボンピラーをみて、
ただ、つけるだけじゃん、と言ったスタッフがいましたが。
ただ、つけるだけではないんですね。
まず、がん首の接着部分の外径とカーボンチューブの内径を合わせなければなりません。
この削り込みが結構大変なのです。
異形をしたがん首をどうやって旋盤でくわえるか。
時には専用の治具をつくったりしてやったこともあります。
今回は一本だけなので、治具をつくらずにすむ方法を考えてやりました。
はめあいをバッチリ合わせ接着をして、
さらに、カーボンチューブの内側の、
シートクランプがくる位置に、カーボンの補強チューブを接着してできあがりです。
久しぶりに見たなぁ、シュパーブカーボンピラー。
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2月16日

NさんのプロジェクトMがいよいよ自転車のカタチになります。
チェーンステーがセットできたら、お次はダウンチューブです。
セットができたら、ローの仮付け(溶接)をします。
ボクが使っているロー付け用トーチは、アメリカ EUTECTIC社製のものです。
通常はフランス式かドイツ式となるのですが。
ボクが修行をさせてもらったアマンダスポーツでつかっていたものをそのまま使っています。
このトーチのいいところは、種火が残るですね。
なのでいちいちライターで火をつける必要がないのです。
プロジェクトMのロー付けは、ものすごく小さな火で作業をします。
普通のフレームビルダーがロー付けをしているときは、
話し声が聞こえないくらいトーチの音が大きくてすごいのですが、
ボクの場合はお話できるくらいの小さな火です。
ダウンチューブの仮付けができたら、お次はトップチューブです。
大分自転車らしくなってきましたね。
トップチューブが仮付けできたら、
チェーンステー、ダウンチューブ、トップチューブの仮付けパートを、
可能な限りロー付けの本まわしをやります。
そこまでできたら、最後のシートステーをロー付けします。
最終的な長さをカットして、エンドに差し込む割を入れて、
スプロケットが当たる場所を、ハンマーで叩いてつぶします。
この後、上下ブリッヂをつけたら、一旦できあがりです。
治具から外して、治具上ではまわせなかった部分をロー付けします。

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2月15日

NさんのプロジェクトM、治具にのります。
下ごしらえの終わったラグパートを、治具にのせて自転車のカタチにしていきます。
一番自転車作りをしているという、ダイナミックな作業ですね。
まずは治具の設定です。
この治具は、フレーム作りの神様といわれた、梶原氏が設計したものです。
ボクが厚木で雇われ店長としてチームリマサンズで仕事をはじめた1992年頃、
梶原氏に治具をつくって欲しいと依頼したところ、
廃業する工房から中古でこれを譲り受けました。
ボクが譲り受けてから、すでに28年、まだまだ現役バリバリです。
そういえば、今日スタッフサカマに、29歳頃何をしていたかと聞かれました。
アマンダスポーツで修行をしてほぼ10年目。
国内のおもだった選手のフレームをつくらせてもらい、ちょっと行きづまり感を感じていた頃。
1990年に日本で自転車の世界選手権が開かれて、それで日本の輪界がかわるかと思っていましたが、全く変わらず。
これは日本にいても、ダメだと思い、レースのあるヨーロッパへ行こうと決心をしていた頃ですね。
図面の数字を治具にうつしていきます。
シートアングル74度30分、ヘッドアンブル71度30分というように。
最終的に、セットが正確にできたかを確認するのは、
ホリゾンタルでのセンターセントナーのトップチューブ長さです。
ヘッドチューブ、BB、シートチューブをセットして確認です。
これが図面とあっていれば、OKです。
セットが終わったら、先ずチェーンステー材をセットします。
左右の長さの誤差を、ヤスリで削って調整します。
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2月13日

ライドです!
三寒四温となりつつ今日この頃。
しかし、本日は三寒日、とてもさぶいです。
でも、日本海側は大雪ということですから、
寒いながらも自転車に乗れるこの地に感謝です。
本日も、スポーツバルムをタップリ塗りこんで、厚着をして、ヴァームを飲んで出発です。
コースは、霞ヶ浦の歩崎公園周回コースです。
風向きは西南西5から6メートルという予報で、結構強強そうです。
スタートすると結構追い風基調、あれ?
すると、帰りはやっぱり向かい風・・・・・・。
どうもこの西風日に霞ヶ浦方面に向かうと、帰りはいつも向かい風。
自分の方向感覚がおかしいのか・・・・・・・。
っと、あらためてグーぶるマップで見てみると、
確かに、自分では南下していると思っていたのですが、
このコースは、霞ヶ浦に着くまではほとんど東に向かってはしっているんですね。
ん~、これで納得。西風の日は、霞ヶ浦方面は御法度だな。
今日は気温はさほど低くないのですが、風が強く、それも冷たい風なので、
結構寒く感じました。
まだ、まだ、春の予感を感じさせてくれません。
あ~、早く来い!春!
本日の走行距離:95km
帰宅時体重:58.5kg
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