職人マツナガ通信

10月16日

ブリッヂつけ。
Kさんのフレーム、カタチになったら、
リアブレーキアーチがつく、
上ブリッヂとよばれている部分をロー付(溶接)けします。
これもフレームサイズで、まちまちの寸法になるので、
加工をしていい寸法にしあげます。
これをつける寸法位置はブリッヂ半径とよばれていて、
車輪径によってきまってきます。
この寸法を間違えると、車輪がつかなくなったり、
ブレーキシューがリムにとどかなったりしてしまう重要な寸法です。
後は下ブリッヂと呼ばれている、
チェーンステー側につける剛性を下げないためのブリッヂをロー付けします。
最近の自転車は、これを省いたものが多くなっていますが、
プロジェクトMでは、基本にのっとってつけています。
以前に、この下ブリッヂをつけたものと、とけていないものの、
静加重テストをしたところ、つけているもののほうがたわみませんでした。
ただし、オーナーによりあえて、つけない場合もあります。
小柄なライダーや、剛性を押さえたいような用途のバイクなど。