職人マツナガ通信

8月8日

質問。
昨日Fさんのフレーム部材選びについて書きましたら、
早速Fさんよりご質問を頂きました。

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すみません確認なのですが、通信には
トップチューブは、悩みましたが、ロードレースではなくトライアスロンなので、
スタンダードサイズの40tチューブをお選びしました。
ここも、ロードレースと違い、アタックをかけるようなダッシュは、
トライアスロンではそうそうしないといことで、
とありました。
トライアスロンと記載ありますが、ドラフティングレースと解釈してしていいので
しょうか?
ノンドラフティングレースとドラフティングレースOKレースでは、多少違ってくる
のではと思い連絡いたしました。
ドラフティングレースでは、ロードレースまではダッシュはないものの、多少はある
のではないかと思い連絡しました。
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ということで返答をさせて頂きました。

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今日はスポーツバイクマツナガの松永です。
ご連絡ありがとうございます。
フレームについては、遠慮無くおたずねください。
今回のご質問についてです。
もちろんドラフティングレースを想定しています。
かかりのよさと、ランへのダメージのバランスを考えました。
ロードレースの場合は、100km以上にわたり、何回もアタック合戦をします。
オリンピックディスタンストライアスロンは、バイクパート40kmです。
この中でかかるアタック数はロードレースよりはるかに少ないです。
なので、かかりのよさを優先させると、強くなりぎで必要十分以上になると思い、
多少かかりはおとりますが、その分身体へのダメージを少なくしてランへの余力を残せるようにと考えました。
ですが、この仕様でも十分に他のカーボンバイクに比べたら、剛性はバッチリです。
ご心配なく。
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折角のオーダーバイク、
こんな感じで、疑問を感じたら、なんでも聞いて頂けると、こちらも作りがいがあり、うれしいです。
自転車作りに限らず、職人さん、それぞれのやり方があるとおもいます。
だまって、オレの作ったものを食え、的な人もいると思います。
これは、これで、おもしろいと思います。
ボクは、できるだけオーナーの、こうしたい感をくみとり、
それを具現化して、それをおいしいと喜んでもらえるものつくりが好きです。
イメージはあるのだけど言葉にできない、とか、
ちょっと、こんな事恥ずかしくて聞けない、とか、
そんなところを、会話からうまく引き出してカタチにする。
多分自分がものを買うときそんな思いをしているからなんでしょうね。
自分の欲するところをくみとってよ!って。