職人マツナガ通信

2002年 2月8日

今日も四半世紀ものの修理納車がありました。
なんとか、生かせる部品は生かして、ダメなものは昨今のものを使えるように工夫してと、かなりタマに汗かいた仕事でした。
防犯登録ステッカーが厚木のものが貼ってあったので、納車時に厚木に居られたのですか?と聞いてみましたら。
地元ではなく、学生時代をすごされたそうです。
その時にご両親に買ってもらったのがこの自転車で、これで箱根越えなど数々の思いでつくられたのこと。
だからどうしても、古くなったから、簡単に捨てるということができないと仰ってました。
乗れるようになったことに、大変感謝されて、こちらもホントにうれしくり、汗のかきがいがあったな~、としみじみ思えました。
 
ボクは、修理の依頼に関しては、お客様に一番投資のし甲斐のある、方法をおすすめするようにしているのです。
古い自転車を修理で2万円近くかかって直しても、またそのすぐ後、修理の可能性があったりすると、新規で買ってしまった方が得になるので、直さず、買い換えをおすすめすることもあります。
でも、今回のことで少し考えを変えました。
お客様にとって、ただ得なのがいいサービスではないんだな、ということ。
 
お客様にとって、何が一番大事なのか、をよく見抜かなければ、喜んでもらえる仕事はできないな。
まだ、まだ勉強たりんな~。
 
今日はコンプレッサーの設置に成功しました(?)ちゃくちゃっくと要塞ができあってきてます。
こんな悠長な事を言っている暇ないんですが、こうやって、ひとつひとつ自分で機械部屋をつくっていると、小さい頃、秘密の基地をつくって遊んだことを思い出します。
 
昔は、よく空き地や学校(木造)などの済みに、ちょっと潜り込めそうな隙間が結構あって、そういう隙間を見つけるといろんなモンを持ち込んで、自分だけの秘密の基地をつくって遊んでました。
(いまでいうホームレスハウスか)
 
いろいろ準備して、日付も変わるころ、いよいよつくばで第一号の製作を開始しようと、機械をまわしましたが、またまた問題発生。
ん~、ここまできて、こうくるか、てな感じ。
この問題はちょっと、勝手にいじると機械を壊しそうなので、悪あがきはやめて、あした機械屋さんのオジイサンに聞いてみることにして、残念ながら、記念すべき、第一号作業は延期に。
 
しおしおのパー