職人マツナガ通信

2002年 3月17日

週に一度のお約束、S・R・M。
はやいもので、初めてから一ヶ月ちょっとになりますか。
始めたのが、厳冬の二月、だれが自転車に乗るの?
という最高の時期(?)。
ボクは、物事を始めるときの厳しい条件って、結構好きです。
厳しいときにはじめたことって、ホンキでないと継続性がむずかしいですもんね。
 
今日も神奈川からわざわざ、つくばを走りに来てくれたヒトもいて、カンシャ・カンシャ。
ボクももっと、つくばのいいとこみつけねば。
 
自転車の集団走行って結構難しいんですよね。
10人いれば、10通りの走り方をリクエストされますから。
あるヒトにとっては、はやすぎたり、またある人にとっては遅すぎたり。
レースの世界では、実力至上主義なのかもしれませんが、自転車遊びでは、それはないと思います。
草サッカーや草野球、草バスケットなどのように、それぞれがそれぞれの足りない部分を補って、みんなで楽しむのが、S・R・Mのルールかなと思ってます。
もちろん競技指向のヒトは、同じ指向のヒトと楽しめばいいですし。
まあ、リマサンズの時もそうでしたが、こういうことは一朝一夕にできることではないので、無理なく、着実に一歩一歩、つくばでの自転車遊びの基盤つくっていきたいです。
 
今日、先日納車したお客様が、すごくうれしそうに、自転車を乗ってきてくれました。
今、自転車遊びがすごくたのしくて、なぜもっとはやく20代、30代で始めていなかったか、と後悔しきりと仰ってました。
 
シゴト柄こういうお言葉を多く耳にします。
老婆心ながらいわせていただければ、これから自転車遊びに関しての、新鮮な驚きや発見をみつけらることが、ボクにしていみるととてもうらやましいです。
ボクは12才ころから、自転車遊びをはじめてましったので、かなりのことをすでに経験してしまいました。
 
レースに関しては、やれるだけやりましたので、自分の実力をいやとういうほどわかってますので、これからどんなに一生懸命やっても、先はわかってますし。
(乗鞍のタイムなんかも憂鬱だな~)
1日300km近く走りきる喜びや、ツーリングで泣きたいようなトラブルを、きりぬけられた感激も経験してしまったり、メカに関してもいろんなモノ使いまくってきたり、と自転車遊びの醍醐味の多くの部分をもう終わらせてしまってます。
それに比べれば、いくつから始められようと、これから先、どんな楽しいことや苦しいこと(?)が待ちかまえているみなさんが、ホントうらやましくてしかたありません。
また、そんな遊びのお手伝いをできることが、ボクのシゴトの楽しみのひとつでもあります。
もちろん、ボクはボクなりのその時々の愉しみ方をみつけてはいますが。